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CARメンテナンス エンジン基本点検BMWを例に取上げてみました。

13 31 ... フューエルプレッシャー点検に関するヒント(基準圧:インテークパイプの負圧)
この仕様の特徴(インテークパイプの負圧を使用):
フューエルプレッシャーレギュレーターのバキュームホース接続部は、インテークパイプ内のスロットルバタフライの後ろにある。
点検の前提条件:
正常なフューエルプレッシャーレギュレーターが取り付けられていること。
- EPC を使用して、車両に適合したフューエルプレッシャーレギュレーターが取り付けられているかどうかを点検する。
テストアダプターを接続する。
13 31 029 を参照。

機能説明:フューエルプレッシャーレギュレーター
フューエルプレッシャーレギュレーターは、フューエルプレッシャーの高低を、必要に応じて制御する。必要量はプレッシャーレギュレーターで調整される。
エンジンの作動状態に応じて、燃料を増減する必要がある:
- アイドリング時は燃料を減らす
- フルロード時は基本的に燃料を増やす
噴射量の微調整は、噴射時間により行われる。噴射時間はDME により制御される。
プレッシャーコントロールの負荷情報としてインテークパイプの負圧が用いられる。この負圧で、プレッシャーレギュレーターのダイアフラムが制御される。
アイドリング時または惰行運転時には、インテークパイプ内に負圧が生じる。この負圧の値に応じてフューエルプレッシャーが標準値よりも低くなる。標準値は、プレッシャーレギュレーターのハウジングに刻印されている。
フルロード時にはインテークパイプ内の負圧はほぼ0 であり、プレッシャーレギュレーターはフューエルプレッシャーを、ハウジングに刻印された標準値になるように制御する。

機能説明:フューエルポンプ
フューエルプレッシャーレギュレーターの制御機能はすべての作動状態で保証されていなければならない。したがって、フューエルポンプは常に、プレッシャーレギュレーターによって制御される圧力よりも高いフューエルプレッシャーを生成することができなければならない。

機能説明:フューエルリターン
エンジン停止状態でイグニッションのキーポジションが0 の時、プレッシャーレギュレーターの後ろのフューエルリターンは無圧状態になっている。

機能説明:圧力保持機能
エンジン停止状態でイグニッションのキーポジションが0 の時は、プレッシャーレギュレーターが閉じ、フィードラインのフューエルプレッシャーは比較的長時間保持される。フューエルポンプ内ではリターンバルブが閉じるため、フューエルシステム内のフューエルプレッシャーはそのまま維持され、始動時間が長くなることが防止される。

苦情:走行特性の不具合、出力不足
- エンジンをアイドリングさせ、フューエルプレッシャーを測定する。
- ”フルロード”の状態をシミュレーションするため:
バキュームホースをフューエルプレッシャーレギュレーターから抜き取り、フューエルプレッシャーを測定する。
測定値は、エンジンに応じて0.4 〜 0.7 bar だけ上昇する。測定値を記録する。
- 測定値が上昇しない場合:
バキュームホースを交換し、フューエルプレッシャーを新たに測定する。
- 依然として測定値が上昇しない場合:
プレッシャーレギュレーターを交換する。
- フューエルプレッシャーを新たに測定し、測定値を記録する。
- 測定値を、プレッシャーレギュレーターのハウジングに刻印された標準値と比較する:
規定値に達しない場合は、測定値に応じて以下の点検を実施する。
測定値が標準値よりも0.2 bar 低い場合:
- フューエルフィードラインがつぶれている、またはフューエルフィルターが詰まっている。
または
- フューエルポンプの電圧供給が正常でない。例えば、ワイアハーネスとフューエルポンプ間のコネクターの接触抵抗が高いため(腐食)。
測定値が標準値よりも0.2 bar 高い場合:
- エンジンを停止し、測定値を点検する。
- 測定値が標準値まで下がれば、フューエルリターンラインがつぶれているか、詰まっている。
- フューエルラインが折れ曲がっていないか点検する。
折れ曲がりが認められない場合:
- リターンラインを交換する。
測定値が依然として高すぎる場合、プレッシャーレギュレーターが故障している可能性がきわめて高い。
注意!
リターンラインが詰まって完全にふさがっていることも、可能性としてはあり得る。その場合はプレッシャーレギュレーターを取り外す際、圧力がかかっているため燃料が溢れ出すので注意する!
- 念のために布を準備して、流出する燃料を容器に受けて、廃棄する。
- プレッシャーレギュレーターではなく、リターンラインを交換する。

苦情:始動の問題
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エンジンを短時間アイドリングさせてから、停止させる。
エンジン停止時の測定値を記録する。
エンジン停止状態で約20 〜 30 分後、新たに測定値を読み取る。
以下の点検には、スペシャルツール13 3 010(ホースクランプ)が必要。
測定値が0.5 bar 以上低下する場合:
- エンジンを始動させ、短時間一定の圧力が形成されるのを待つ。
- エンジンを停止して、すぐに圧力計の直前のフィードラインをスペシャルツール13 3 010 で外す。
- 測定値を記録する。
- エンジン停止状態で約20 〜 30 分後、測定値を新たに読み取る。
測定値の低下が0.5 bar より小さい場合、以下の故障が考えられる:
- フィードラインの故障
- インタンクフィードホースの故障
- フューエルポンプ内の圧力保持チェックバルブの故障
構成部品を点検し、故障した構成部品を交換する。
測定値が新たに0.5 bar 以上低下する場合:
- プレッシャーレギュレーターを交換する。
ヒント:
- 点検中に外したすべてのフューエルホースとそのホースクランプを交換すること。
- バキュームホースを外した状態の間に作動が行われることによって、DME コントロールユニットのディフェクトメモリーに故障メッセージが登録されていることがある。故障メッセージ”ラムダコントロールの制御が正常でない”または”ラムダコントロールがストップ位置にある”は点検の終了後、消去すること。

DME コントロールユニットのディフェクトメモリーを読み出し、メモリーされた故障メッセージを点検する。故障を修理し、ディフェクトメモリーを消去する。
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